SSブログ

「脳死」判定された人が回復した事例とは? [最近の気になる話題]

脳死妊婦の出産例が話題になっていますね。

脳死状態でも出産できて健康な赤ちゃんが
生まれるという事実にただただ驚きです。

人間の生命力、そして母の愛とは、かくも
偉大なものなのですね。

ところで、そもそも脳死判定された本人が
回復、つまり「生き返った」という事例は
あるのか調べてみました。

結論から言いますと、そういう事例は結構
あるようです。

とくに欧米で報告例が多数あります。

その一例を紹介します。

2007年、アメリカ合衆国で脳死と判定された
21歳の青年ザック・ダンラップ(Zack Dunlap)
が臓器摘出手術直前に手足を動かし、最終的に
意識を取り戻したという事例です。

※そのニュース映像です。

Visit NBCNews.com for breaking news, world news, and news about the economy




オクラホマ州在住のザック・ダンラップ青年は、
11月17日午後7時30分頃、四輪バイクを運転中
交通事故に遭い、現場から90キロ離れたテキサ
ス州の町ウィチタフォールにあるユナイテッド
リージョナル病院に搬送されました。
当時の診断は頭蓋骨複雑骨折というもので重篤
状態が続き、2日後に担当医師が、脳血流検査と
脳死判定基準により、ザック青年が脳死である
と判定しました。

臓器提供の意思表示が示された運転免許証を
患者自身が所持していたということで、臓器摘出
手術に向けて準備が進められましたが、いとこの
看護師がポケットナイフでかかとから足先まで
引っ掻いたときザック青年の足が上に動き、手の
爪の下に痛み刺激を与えると手を強く動いたことを
発見、担当医師も手を自発的に動かすことを確認し、
摘出手術の準備が中止されました。

その後の救命処置の結果、事故から1週間後に目を
開き、その2日後には自発呼吸が回復、さらにその
1週間後には言葉を話すまでに回復、翌年2008年
1月6日に退院した、というものです。

また、ザック青年は脳死と判断したときの医師の
言葉を聞いて記憶していた、とも言われています。

この例では、いとこの看護師が最後までザック
青年の回復を諦めていなかったからこそ、起きた
文字通り「奇跡」だと感じますね。

日本でもこういった事例はあるはずですが、
あまり表には出てきてないようです。

これは、「脳死」には「臓器移植」という非常に
シビアな問題が背景にあることも関係しているの
かも知れませんね。

そんな中、昨年、女優の佳那晃子(かな・あきこ)
さん(57歳)が、脳死宣告から回復したとの報道が
あったようです。

佳那晃子さん
main1.jpg
http://office-psc.com/profile/kana_akiko/images/main0.jpg

映画「四季・奈津子」や「極道の妻たち」で知ら
れる佳那さんは、昨年1月10日の夜、静岡県熱海
市内の自宅で突然倒れて病院に緊急搬送され、翌
11日に約10時間に及ぶ大手術を受けたのですが、
医師からは、最も重い重度5のくも膜下出血と診断、
「脳死」の宣告を受けました。

その後、懸命な治療が続けられ、6月には同県内の
リハビリ病院に転院、倒れてから7カ月後の8月には
手足が動くほどまで回復。

生命の危機は完全に脱し、まだ話はできないものの
リハビリ生活を送っている、というものです。

この報道を受け、ネット上では脳死判定や脳死臓器
移植への疑問や不安の声が出ていたとのこと。

まあ、難しい問題ではありますが。


スポンサーリンク






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。