【画像あり】エボラ出血熱が「前例のない大流行」その症状とは? [最近の気になる話題]
先月から西アフリカのギニアを中心に流行
している感染症、エボラ出血熱の死者数が
100人を超えたと報道されています。
国際緊急医療援助団体「国境なき医師団
(MSF)」も「前例のない規模での流行」と
指摘しています。
※エボラウイルスの顕微鏡写真
http://www.cnn.co.jp/storage/2014/04/04/23286d37e6cb4469de63f0ec6e4d9f18/ebola-virus-cdc.jpg
エボラ出血熱は、高熱に加え皮膚などからの
出血を伴う感染症で、今のところ有効な治療法や
ワクチンがなく、致死率が高いことが特徴です。
通常は、感染すると一週間程度の潜伏期間
ののち、突発的に発病します。
その症状は、まず発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、
食欲不振などから、嘔吐、下痢、腹痛などを
呈します。
進行すると口腔、歯肉、結膜、鼻腔、皮膚、
消化管など全身に出血、吐血、下血を起こし、
死に至るといいます。
致死率は50 - 89%と非常に高く、死亡者は
ほとんどの場合、消化管出血が見られる
ようです。
その症状は激しく、致死率も高い一方で、
「他人に感染する前に感染者が死に至るため、
蔓延しにくい」とも言われています。
※感染初期段階の画像
http://2.bp.blogspot.com/-3ftFfkJsVX0/UHCI6lIEBXI/AAAAAAAAND8/AV2jMmZ7egw/s1600/ebola+virus+mistery.jpg
http://www.caldeiraopolitico.com.br/imgs/materia/16988_a_gr.jpg
先月中旬に西アフリカのギニア南部で始まった
このエボラ出血熱の流行は、その後およそ
900キロ離れた首都のコナクリや隣国のリベリア
でも感染が確認されるなど拡大を続けています。
世界保健機関(WHO)によると、感染者や感染が
疑われる患者は、ギニアとリベリアの2か国で
合わせて178人に上り、このうち111人が死亡
したということです。
シエラレオネ、ガーナ、マリにも感染が拡大
している恐れがあり、WHOが調査を続けています。
WHOのフクダ事務局長補は、感染が地理的に広い
範囲に及んでいることや、人口の多い首都でも
患者が確認されたことなどから、
「過去の感染拡大の中でも極めて対処が難しい
ケースの1つだ」との認識を示し、各国に対して
注意を呼びかけました。
また、エボラ出血熱を完全に封じ込めるまであと
2~4カ月はかかるとの見通しも示しました。
今のところ、日本を含めてアフリカ以外の国には
飛び火していないようですが、しばらくは注意
して様子を見守りたいですね。
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